先週、1月のカレンダーをめくり2月にしたところ、遅ればせながら気付いたことがあった。今月の最終日は「29日」。そう、今年2024年は4年に1度の閏年、いつもの年より1日多い「366日」ある年なのだ。私は昔から、2月29日生まれの人は閏年以外の年はいつ誕生日のお祝いをするのか不思議に思っていた(まさか4年に1度しかお誕生会をしないということはないと思うが・・)。1年が1日多いというのは、得なのか損なのかはよくわからないが、少なくとも2月29日生まれの人にとってはきっと嬉しいはずだ。

 私の周りには2月29日生まれの人がいない(これまでもなかなか巡り会う機会がなかった)ので、ネットで検索してみるとそれなりに有名人がヒットした。古いところでは兼高かおる(ジャーナリスト)、赤川次郎(小説家)、峰竜太(俳優・タレント)、飯島直子(女優・タレント)。多少新しいところでは吉岡聖恵(いきものがかり)、橋本環奈(女優・タレント)など。皆さんの身近に2月29日生まれの人がいれば、お誕生会の疑問についてぜひ聞いてみてほしい。

 ところで、366日と言えば多くの方々が思い浮かべる名曲がある。その名もずばりHYの『366日』だ。今から16年前の2008年リリースされ、「失恋ソング」の代表曲として今でも高い人気を誇っている。「恐いくらい憶えているの あなたの匂いや しぐさや 全てを」というサビは胸を締め付けられる。寒い冬の夜、この曲を聴くと心に染みる。現在失恋中の人などは、つらくて、悲しくて、寒さがいっそう身に凍みるに違いない。

 失恋ソングは世の中に数知れずあり、自身の過去の失恋経験や現在の境遇に重ね合わせてつい聴いてしまうのだろう。昭和世代の私としては、『さよなら』(オフコース)、『レイニーブルー』(徳永英明)、『オリビアを聴きながら』『悲しみがとまらない』『スノーフレークの街角』(杏里)、『雨』(森高千里)、『M』(プリンセス プリンセス)あたりがお気に入りだが、冬に聴く失恋ソングは半端なくもの悲しく、聴く人の心に刺さるので要注意だ。