この日記もついに記念すべき100号を迎えた。あらためて、自分でもよくここまで続いてきたものだと感心する。若かりし頃、初めて40人のクラス担任を持ったときに書いた「学級だより」は、気合いを入れすぎて4月の創刊号が廃刊号となってしまったという苦い経験がある。何事も長続きさせるためには、気負わず、気楽にやることが大切だとその時学んだ。

 私がこの日記を書こうと思い立ったのは、南砺平高校公式HPの更新頻度を上げ、閲覧数を少しでも増やしたいという不純な動機からだが、私がどんな人間で、普段どんなことを考え、何をしているのか(何をしてきたのか)、生徒や先生方、保護者の皆さんに知ってほしいと思ったからだ(校長室に一人でいるのは案外寂しいものなのです)。

 毎回、日記の内容とリンクさせた「曲名」をサブタイトルにつけているのは、私なりの遊び心でもある。古い曲がやけに目立つが、そこはお許し願いたい。「歌は世につれ、世は歌につれ」とかつて歌番組の司会者がよく言っていたが、流行歌はその時代を映す鏡でもある。今でも、その時代を確かに生きていたという実感と懐かしさや後悔といったさまざまな思いが込みあげてくる。その時々で自分の心に刺さった曲は、何年たっても色褪せることはない。

 さて、学校のほうは1学期も終わり、いよいよ夏休みに突入する。「区切り」をつけることは、次のステップに向かうために大切なことである。生徒の皆さんは1学期にできたこと、できなかったことを振り返り、この夏休みをどう過ごすのか、しっかり考え行動に移してほしい。「暑」い夏を「熱」く過ごし、皆さんがさらに大きく成長してくれることを期待している。